・政治的な立場を書くことは注意深く避けられている。
・読者に向けてのメッセージとして、第7章に書かれたイスラム教徒と共生するためのアドバイスは、備考としたい。
・経験、自分のことはたった一か所、エジプトやモロッコで歩いていて、服装もちゃんとしていたのに、受けた衝撃的な言葉について。1・2章だけ読んだ段階だと、共生できない人々なのではないかという絶望感がある。3章以降で、過激な原理主義ばかりではないことがわかって少し安堵する。
・日本の警察の組織力が高く、ゴー・アウト・ゾーンがないので、避けられている問題がある?
・インドネシアにおける、生活の中で可能な分だけでも、少しだけでも信仰に基づく生活に近づける流行、というのは、少しうらやましくもある。
・インターネットによって、宗教や政治の権威に疑いを持つのは、宗教権を超えて共通のことなのだなと思った。身近な後輩に、「坊さんに葬式でお金を出すなど考えられない」という意見を聞いたが、宗教で支えられたコミュニティの原理に対して払っていたのであるのかなと思った。