絵文字の成り立ち

絵文字成立の主なイベント

  1. 1999年のi modeでは「大多数の絵文字はiモードのコンテンツプロバイダーがサイトに挙げたりユーザに送ったりする情報の表現を豊かにする」ものとして絵文字がつくられた。弁護士に相談して商標をとらなかった結果、競合他社との機能拡張競争へ。しかしShift-JISの外字空欄を各社独自で埋めた結果、♪が💩になるなど、プロバイダ間で文字がバグる不便が続いた。
  2. 2007年KDDIgoogleと提携。2008年Softbankiphoneと提携。
  3. 2008年にgoogleAppleUnicodeへ提案した。
  4. 2011年10月にiOS5がソフトキーボードを導入。
  5. 2012年12月に、歌手マイリー・サイラスが絵文字の肌の色への言及ツイート。
  6. 2014年9月にiOS8がソフトキーボードデフォルト化。
  7. 2015年に3が肌の色のバリエーション絵文字を導入。

備考

  • 絵文字とは言えないが、一風変わった活字、区切り記号として、活版印刷からある記号が、ワープロや最初期のドコモ携帯などには存在した。
  • J-PHONEが最初に、無用とも思えるクジラの絵文字などを使える端末を商用で出したらしい。しかし同じ端末同士でしかやりとりができない。iモード時代のdocomoは、docomo同士なら使える絵文字を作っていて、解像度が小さかったので、意匠をこの段階では登録しなかった。
  • ユニコードに絵文字を入れ始めたのはgoogleappleで、googleappleが出している絵文字については、自分たちの端末プラットフォーム上で表示される絵そのものを、印刷したり画像化したりして他の媒体上で観れるようにすることを禁じている。それは、絵の著作権としてというより、unicodeという文字コード上で定義されたフォントそのものの利用規約上の話になる。twitterで表示される文字はその点、商用利用してもよいらしい。
  • 絵文字がカラーの電子媒体上で利用を前提として発展してきた都合、活版には向いていない。白黒で印刷してもわかる絵文字のデザインは、色に頼らずデザインをする必要があるはずである。WindowsだとSegoe UI Emojiが使えたりするが、白黒だとかわいらしさが減じて、少し硬い印象がある。
  • 2012年4月docomo, auが絵文字の共通規格した。その後2014年4月、docomo, au, softbank, emobile, willcomで、キャリアメール・SMS上でやりとりされる絵文字の数と種類を統一した。docomo, auがかつて作った絵文字は工業デザインっぽさと可愛さがあっていいデザインだと思うが、共通規格化で著作権を絵文字単位で分け合うようなややこしい手続きをしているところは、Unicodeに遅れたこともあり、うーん……という感想。また、2019年4月LINEは「LINE 絵文字」として、NTTドコモが開発した「ドコモ絵文字」の提供を開始した。 
  • 下の“The secret lives of emoji”では、判じ絵や漫画の吹き出しに登場する「漫符」が絵文字発明の原点である、としている。また、このブログの記事を電子書籍にしたものは、ネット記事だけをベースに書かれているが、絵文字がネットワーク上のコミュニケーションにほぼ使い道が限定されているから、それを語るのもネット記事になるのも自然だ。
  • emojipediaでUnicode絵文字を媒体別バージョン別に閲覧できる。今後googleappleから順々に採用されていく最新の絵文字は、これとユニコードコンソーシアムHPで見ることができる。フラミンゴとか。
  • SNSやストリーミングサービスで使える絵文字の規格やその影響力についてはよくわからない。

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